津久井とは


津久井湖

城山・手前は野菜畑


津久井とは、神奈川県の北西部に位置する、山と湖のまちです。

元は津久井郡津久井町だったのですが、2006年3月20日に相模原市に編入合併されました。

2010年4月1日には、相模原市が政令指定都市になり、津久井は相模原市緑区の一部となりました。

 

この辺りは戦国時代から「津久井」とか「津久井領」と呼ばれていたそうです。

江戸時代初期には「津久井県」と称され、明治3年「津久井郡」に改称されるまで、全国で唯一の「県」だったそうです。このような歴史ある「津久井」という地名が消滅してしまったことは、とても残念です。

 

道路は圏央道・相模原IC~津久井広域道路、国道412号線、国道413号線が通っています。

電車は通っておらず、JR横浜線・相模線や京王相模原線の「橋本駅」からバスで30分ほどかかります。

 

 (昨年、圏央道・相模原インターIC、津久井広域道路ができて、車の便はよくなりましたが、その工事は地形を変えてしまうもので、目に余るものでした。次はリニアの工事が始まります。こうした人間の自然を畏れぬ開発行為は、生態系や我々の生活に大きな影響を与えるものです。その便利さを享受するとはいえ、必要以上に求めるものではありません。自然災害の原因を作っているのは人間であると思います。)

 

津久井の鳥屋にリニアの車両基地ができる予定ですが、もし相模原市になってなかったら・・・なんて考えてしまいます。リニアの工事が始まれば、自然環境は変わり、地下の水の流れも変わります。私たちの生活にも畑にもよい影響があるとは考えられません。


丹沢の山並み

この近くにリニアの車両基地が作られてしまう

丹沢の白馬

左の写真の中央より少し左の辺りです


津久井には、昔から作られてきた美味しい大豆があります。かつては「幻の大豆」なんて言われていた「津久井在来大豆」です。今は生産者も増え、津久井だけではなく、神奈川県内各地でも栽培されています。甘味が多いのが特徴です。豆のまま食べてもおいしいですが、味噌や豆腐、納豆などの加工にも適しています。