あなたはどんな野菜を食べたいですか?

野菜作りを生業としているわけだから、収穫できた野菜はもちろん販売しています。では、どんな野菜を販売しているかというと、それはできるだけ自然に近い状態の野菜です。

子孫を残すことができる種(固定種、在来種)を蒔き、種蒔きしてから収穫まで農薬は一切使わず、さらに化学肥料有機肥料も使わない。畑は耕耘するし、出来るだけ除草もするけれど、もちろん除草剤は使わない。そんなやり方でできた野菜です。自然栽培というやり方です。肥料や薬に頼らず、畑の土と日照と雨に育てられた野菜を、自分が食べたい。そんな野菜を出来るだけ多くの方に食べてもらいたい。そう思って、自然栽培に取り組んでいます。

 

「肥料を使わなくても野菜はできるの?」と思いますか?・・・出来るんです。うまくできないものもありますが、それは条件がそろえばできるようになると思います。


なぜそのような栽培をしているか。それは・・・

 

1.野菜の味がする おいしい

味覚は人によって違いますから、当園で採れた野菜をすべての方がおいしいと感じるわけではありません。でも、野菜に味があることは確かです。それは当り前のことですが、現在一般に流通している野菜には、あまり味がないものが多いようです。野菜の味がして雑味があまりないので、食べやすく野菜そのものを味わうことができると思います。

 

2.体にやさしい

そのような栽培方法で出来た野菜は、体に負担が少ないのです。

農薬は虫を殺したり、菌を殺します。化学肥料も有機肥料も必要以上の窒素分や不要物があるかもしれません。これらを吸収して育った野菜は、その中に体に必要でない、あるいは害を及ぼすものを蓄えてしまうかもしれません。野菜を食べて、体によくないものを取りこむことになります。農薬や肥料を使わなくても野菜が育つなら、使わない方がいい。

また、与えられたもので育つのではなく、自ら必要なだけ根を伸ばし生長している野菜ですから、生命力があり、腐敗しにくいのです。

「健康のために野菜を食べましょう」は正しいとは限りません。要はどのような野菜をどのように食べるかです。

 

3.環境にもやさしい

農薬や肥料を使わないから、土がだんだんきれいになります。そうするとそこを流れる水がきれいになり、空気がきれいになります。土も水も空気もきれいになれば、野菜は虫食いも病気も少なくなり、そこで働く我々も気持ち良く過ごせるのです。

地球温暖化が問題になって、二酸化炭素のことばかり話題になっていますが、窒素過剰の現代農業もその一因になっているそうです。窒素過剰は温暖化だけでなく、土壌や河川・湖沼を汚染します。夏に津久井湖の水がドロドロに見えるアオコの原因の一つにもなっていると思います。